
USB4000-FL-450 & USB4000-FL-395 分光蛍光計

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オーシャンインサイトのUSB4000-FL-450、およびUSB4000-FL-395分光蛍光計は、仕様固定型の完全に統合された蛍光分光器です。USB4000-FL-450には励起光源としてご使用いただける470nmのLEDを内蔵したUSB-LS-450 分光器直付け光源が、一方USB4000-FL-395には395nmのLEDを内蔵したUSB-LS-395が付属しています。これら分光蛍光計は、一般的な蛍光測定にご使用いただけます。
それぞれの分光蛍光計の本体であるUSB4000-FLは、360-1000nmの波長範囲をカバーしています。USB4000-FLの特徴は、200μmの入射スリットと、集光効率を上げて迷光を減らすL4ディテクタ集光レンズが組み込まれていることです。
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分光器直付けのUSB-LS-450 パルス青色LED光源は、中心波長470nmでパルスまたは連続出力を生成する蛍光測定用の励起光源として設計されています。
同じく直付けUSB-LS-395は、中心波長395nmのパルス/連続光を生成します。
プログラム可能なマイクロコントローラ
USB4000-FL-450およびUSB4000-FL-395 分光蛍光計のプログラム可能なオンボードマイクロコントローラは、分光器やアクセサリを制御する際に相当な柔軟性をご提供します。22-ピンコネクタを通して、操作パラメータ: 外部光源制御、プロセス構築、および外部デバイスからの情報取り出し取り出しをインプリメントする事ができます。他の装置と統合するためには、8個のユーザプログラム可能なデジタルI/Oにアクセスします。(GPIOのプログラムに必要とするものについては弊社担当にお問い合わせ下さい)
最適性能
USB4000-FL-450およびUSB4000-FL-395 分光蛍光計は、手のひらに納まる程小さな光学ベンチに手頃で高性能な3648素子リニアCCDアレイディテクタが組み込まれています。USB4000-FL-450/USB4000-FL-395は、他のオーシャンインサイト分光器と同じ方法で動作します; 単一素線の光ファイバを透過した光エネルギーを受け入れ、200-1100nmの感度を持つリニアCCDアレイディテクタの反対側に固定されたグレーティングによって分光します。
プラグアンドプレイオペレーション
USB4000-FL-450およびUSB4000-FL-395は、USB2.0またはRS-232シリアルポートを介してPC、PLC、あるいは他の組込みコントローラに接続します。シリアルポートをご使用いただく際は、USB4000-FL-450/USB4000-FL-395は単一5V電源(別売)が必要になります。各分光器に固有のデータは、USB4000-FLのメモリチップにプログラムされています; SpectraSuite分光オペレーティングソフトウェアは、簡単なセットアップおよびPC内でのホットスワッピングのためこれら値を読み取ります。
USB4000-FL 仕様
外寸 |
サイズ: |
89.1 mm x 63.3 mm x 34.4 mm |
重量: |
190 g |
ディテクタ |
ディテクタ: |
東芝製 TCD1304AP リニアCCDアレイ |
ディテクタ範囲: |
200-1100 nm |
ピクセル数: |
3648 ピクセル |
ピクセルサイズ: |
8 μm x 200 μm |
ピクセル飽和電荷量: |
100,000 エレクトロン |
S/N比: |
300:1 (フルシグナル) |
A/D分解能: |
16 ビット |
ダークノイズ: |
50 RMS カウント |
補正リニアリティ: |
>99.8% |
感度: |
130 フォトン/カウント @ 400 nm; 60 フォトン/カウント @ 600 nm |
光学ベンチ |
デザイン: |
f/4、非対称クロスドチェルニターナ |
焦点距離: |
入力 42 mm; 出力 68 mm |
入射口径: |
200 μm 幅スリット |
グレーティング: |
グレーティングNo.3 -- 刻線数600ライン/mm、360-1000 nm、ブレーズ波長500 nm |
ディテクタ集光レンズ: |
あり、L4 |
光ファイバコネクタ: |
単一素線の光ファイバ(NA0.22)用のSMA905 |
分光器 |
波長範囲: |
360-1000 nm |
光学分解能: |
~10.0 nm FWHM |
S/N比: |
300:1 (フルシグナル) |
A/D 分解能: |
16 ビット |
ダークノイズ: |
50 RMS カウント |
ダイナミックレンジ: |
2 x 108 (システム); シングルスキャンで1300:1 |
迷光: |
<0.05% @ 600 nm; <0.10% @ 435 nm |
電子回路 |
消費電力: |
250 mA @ 5 VDC |
データ転送速度: |
USB2.0ポートで5m秒毎にメモリへフルスキャン |
入出力: |
あり、8つのオンボードデジタルのユーザプログラム可能なGPIO |
ブレイクアウトボックス互換性: |
あり、USB-ADP-BBアダプタが必要 |
トリガモード: |
4種類のモード |
ストロボ機能: |
あり |
コネクタ: |
22-ピンコネクタ |
コンピュータ |
OS: |
USBポート: Windows98/Me/2000/XP、Mac OS X、およびLinux; シリアルポート: 任意の32ビットWindowsOS |
コンピュータインタフェース: |
USB 2.0 @ 480 Mbps (USB1.1互換); RS-232 (2線) @ 115.2 K ボー |
周辺インタフェース: |
SPI (3線); I2C 中間統合回路 |
USB-LS-450 & USB-LS-395 LEDモジュール
LEDモジュールは、分光器の前面にある10ピンコネクタを介してUSB4000-FL分光器に接続します。分光器はLEDに電源供給し、更に同期ファンクションおよびI2C通信を可能にします。
さらに、USB-LS-450とUSB-LS-395は、100オームのプラチナRTD(測温抵抗装置)用に構成された内臓のアナログフロントエンド付き24ビットA/Dコンバータを特色とします。ファイバ光学酸素センサーの一部として構成される際、これは特に役立ちます。実際、ユニットは温度校正係数および酸素校正係数を保存するためのオンボードメモリを搭載しています。
LEDモジュールは、ドーターカードを介して4-20mA出力を供給でき、それにより特にプロセスアプリケーションに役立ちます。
USB-LS-450の波長範囲は、460-490nmです。また、USB-LS-395の波長範囲は、380-410nmです。
ユーザ情報: LEDモジュールボードは、ソフトウェア制御によりLEDのパルスと連続点灯の切り替えが可能です。
USB-LS-450 スペクトル出力

LEDモジュール 仕様
基準 |
仕様 |
パワー出力: |
600 μmファイバに60 μW |
LED 駆動電流: |
20 mA +/-150 mA |
最大変調周波数: |
1 kHz |
0.5% 安定時間: |
1分未満 |
温度依存のドリフト: |
+0.1%/℃ |
温度測定仕様
基準 |
仕様 |
精度: |
0.1 ℃未満 |
正確度: |
0.5 ℃未満 |
最大データ転送速度: |
15 サンプル/秒 |
電源要求
基準 |
仕様 |
入力電圧範囲: |
3.0-8.0 V |
静止範囲: |
~20 mA |
光源点灯時の電流: |
~20 mA |
関連製品
アイテム |
説明 |
USB4000-FL-450 |
完全に統合された分光蛍光計はUSB4000-FL分光器とUSB-LS-450 470nmLEDモジュールを特色としています |
USB-LS-450 |
USB4000分光器に直接接続可能なLED駆動モジュール: 470nm |
USB-LS-450-TP |
USB-LS-450用のプラチナRTDタイプ温度プローブ |
USB-LS-450-4-20 |
USB-LS-450用4-20mA出力モジュール |
USB4000-FL-395 |
完全に統合された分光蛍光計はUSB4000-FL分光器とUSB-LS-395 395nmLEDモジュールを特色としています |
USB-LS-395 |
USB4000分光器に直接接続可能なLED駆動モジュール: 395nm |
USB4000-FL |
蛍光測定用USB分光器 (360-1000 nm) |
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