Silicon Quantum Dots - SiQD
シリコン量子ドット
シリコン(Si)は自然界に豊富にあり、半導体産業の主力材料です。シリコンは無毒で、生物学的に安全であると考えられています。特定のサイズの下では、シリコンナノ材料は電荷キャリアの量子閉じ込めにより興味深い光電子特性を示し、これらのナノ材料はシリコン量子ドット(SiQD)として知られるようになりました。
Feature
シリコン量子ドットSiQDの特徴
■無毒性: 人体に対して安全です | ■エコロジー: 環境に優しい材料です | |
■耐環境性: 高耐熱性(~200度)、高耐湿性 | ■豊富な資源: 将来的に安くなることが期待されています | |
■長い蛍光寿命: >50u秒 | ■豊富な種類: 疎水性または親水性、溶液または粉体 ect |
SiQDの無毒な性質により、有毒または希少な金属を含む市場に出回っている既存の半導体量子ドット(カドミウムや鉛、インジウムベースの材料など)の代替品となる可能性があります。
AQM社は、独自の分取および機能化方法を用いて、さまざまな表面修飾を持つ高純度のSiQD(2 nmから9 nm)を生成する事が出来ます。サイズと表面機能の変動により、これらの量子ドットは、可視スペクトルから近赤外スペクトルにわたって(光励起下で)高い量子収率で光を放出させることができます。異なる表面官能基を使用することにより、これらの量子ドットは、薄膜デバイス製造(ディスプレイおよびセンサーなど)用の様々な有機溶媒中や生物学的イメージングや薬物送達用途向けに水の溶媒中に分散させることができます。
量子ドットは、次世代の半導体の1つになるかもしれません。その大きな要因の1つは、サイズに依存する光学的および化学的応答を調整できることです。様々な仕様の量子ドットを作れるので、様々なデバイスを作ることができます。量子ドットは、鮮明なスペクトル分解能や高い量子効率、波長安定性などから、彩度の高い次世代ディスプレイの発光材料として大きな可能性を秘めています。量子ドットは光を電流に変換するため、太陽電池、光検出器、センサーなどの次世代デバイスやシステムとしての使用も期待されています。
SiQDが調製され、さまざまなポリマーに組み込まれると、AQM社の量子ドットは高温や湿気にさらされるなどの過酷な環境下でも、明るさと量子収率は非常に安定しています。SiQDは、エネルギー変換と貯蔵から医療診断と治療に至るまでの市場に革命を起こすことが期待されています。
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